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UbuntuにRustをインストールして動かしてみる

 2020-06-30
 

今回はRustを勉強がてら使ってみたく環境設定をしてみたので、手順を記録しておこうと思います。

はじめに: OS情報

以下の条件でインストールを行ってみた。

$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="18.04.4 LTS (Bionic Beaver)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 18.04.4 LTS"
VERSION_ID="18.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=bionic
UBUNTU_CODENAME=bionic

インストール

インストールを実行

公式ページに従いインストールを実行していきます。
 
Rustのインストールは、公式では「rustup」というツールでインストール・管理する方法が推奨されているようです。
 
基本的に、macOS、Linux等のUnixライクなOS向けに作られているようですが、Windowsでの使用も別の方法で実現できるとのこと。

以下のコマンド一つで、

  • rustup(Rustをインストールおよび管理するためのツール)
  • cargo(プロジェクトの作成、ビルド、実行、パッケージ管理、テスト等を可能にするツール)
  • rustc(コンパイル等に使うツール)

   
等のツール群をまとめてインストールしてくれます。

$ curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh

 

パスを通す

上記コマンドでインストールが完了すると、
パスを渡してくれと促されます。
 
パス情報が$HOME/.cargo/env内に書き込まれていて、
それをsourceコマンドで読み込むと使用できるようになるらしい。
 
さっそく、設定ファイルにパスの読み込みコードを書き込みましょう。

$ echo 'source $HOME/.cargo/env' >> ~/.bash_aliases

 
パスの変更を適用していきます。

$ source ~/.bash_aliases  

 
$HOME/.cargo/env内のパスが通っていれば、下記のコマンドでバージョンが表示され、Rustツール群の機能が使用可能になり、インストール完了。

$ rustc --version

 
※ちなみに上記のrustup, cargo, rustcを含むツール群(ツールチェーン)は$HOME/.cargo/bin配下にて保管されています。

上記で~/.bash_aliasesに書き込んだコマンド

$ source $HOME/.cargo/env  

 
はこの$HOME/.cargo/binにパスを通しているようです。

Rustを最新のバージョンにアップデートする

以下のコマンドでツールチェーンを最新の状態に更新できます。

$ rustup update  

(追記)Rustを異なるリリースチャンネルからインストールする

Rustには3つのリリースチャンネル

  • stable(安定版チャンネル)
  • beta(リリースを控えた開発済みの機能があるチャンネル)
  • nightly(開発版チャンネル)

   
があり、チャンネルを切り替えることによって、それぞれに対応したツール郡(ツールチェーン)を使うことができる模様。
 
各チャンネルのツールチェーンをインストールするには以下のように行います。

$ rustup install nightly

 
ちなみに、

  • インストール済みのツールチェーン
  • 現在アクティブなツールチェーン

 
は以下のコマンドで分かります。

$ rustup show

 
また、インストール済みのツールチェーンを切り替えるには以下のコマンドで行います。

$ rustup default nightly  

Rustとrustup自身のアンインストール

以下のコマンドでアンインストールできます。

$ rustup self uninstall  

最後に

 
とりあえずインストールしてみましたが、これから使ってみて気づいたことがあれば、また状況を記していきたいと思います。  
 
 
それでは、またお会いしましょう。

 

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