UbuntuにRustをインストールして動かしてみる
今回はRustを勉強がてら使ってみたく環境設定をしてみたので、手順を記録しておこうと思います。
はじめに: OS情報
以下の条件でインストールを行ってみた。
$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="18.04.4 LTS (Bionic Beaver)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 18.04.4 LTS"
VERSION_ID="18.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=bionic
UBUNTU_CODENAME=bionic
インストール
インストールを実行
公式ページに従いインストールを実行していきます。
Rustのインストールは、公式では「rustup」というツールでインストール・管理する方法が推奨されているようです。
基本的に、macOS、Linux等のUnixライクなOS向けに作られているようですが、Windowsでの使用も別の方法で実現できるとのこと。
以下のコマンド一つで、
- rustup(Rustをインストールおよび管理するためのツール)
- cargo(プロジェクトの作成、ビルド、実行、パッケージ管理、テスト等を可能にするツール)
- rustc(コンパイル等に使うツール)
等のツール群をまとめてインストールしてくれます。
$ curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh
パスを通す
上記コマンドでインストールが完了すると、
パスを渡してくれと促されます。
パス情報が$HOME/.cargo/env内に書き込まれていて、
それをsourceコマンドで読み込むと使用できるようになるらしい。
さっそく、設定ファイルにパスの読み込みコードを書き込みましょう。
$ echo 'source $HOME/.cargo/env' >> ~/.bash_aliases
パスの変更を適用していきます。
$ source ~/.bash_aliases
$HOME/.cargo/env内のパスが通っていれば、下記のコマンドでバージョンが表示され、Rustツール群の機能が使用可能になり、インストール完了。
$ rustc --version
※ちなみに上記のrustup, cargo, rustcを含むツール群(ツールチェーン)は$HOME/.cargo/bin配下にて保管されています。
上記で~/.bash_aliasesに書き込んだコマンド
$ source $HOME/.cargo/env
はこの$HOME/.cargo/binにパスを通しているようです。
Rustを最新のバージョンにアップデートする
以下のコマンドでツールチェーンを最新の状態に更新できます。
$ rustup update
(追記)Rustを異なるリリースチャンネルからインストールする
Rustには3つのリリースチャンネル
- stable(安定版チャンネル)
- beta(リリースを控えた開発済みの機能があるチャンネル)
- nightly(開発版チャンネル)
があり、チャンネルを切り替えることによって、それぞれに対応したツール郡(ツールチェーン)を使うことができる模様。
各チャンネルのツールチェーンをインストールするには以下のように行います。
$ rustup install nightly
ちなみに、
- インストール済みのツールチェーン
- 現在アクティブなツールチェーン
は以下のコマンドで分かります。
$ rustup show
また、インストール済みのツールチェーンを切り替えるには以下のコマンドで行います。
$ rustup default nightly
Rustとrustup自身のアンインストール
以下のコマンドでアンインストールできます。
$ rustup self uninstall
最後に
とりあえずインストールしてみましたが、これから使ってみて気づいたことがあれば、また状況を記していきたいと思います。
それでは、またお会いしましょう。